おひさまパワー

小さな太陽光発電パネルとポータブル電源のある暮らしのもろもろを綴っていきます

入力電力が約70Wで頭打ちになるのだが。。

最初の動作確認の時からなのだが、ポータブル電源への入力電力が70Wを大きく超えるのを見たことがない。太陽光発電パネルの最大出力は120Wなのだが、こんなものなのかしら。

今日観察していたら、お日さまの向きがかなり変わっても、日が差している限り、ポータブル電源の入力電力はずーっと約70W前後から動かない。うーん。

もしかしたらポータブル電源と太陽光発電パネルの相性がイマイチなのかな、と思い、改めて仕様を確認。

 

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太陽光発電パネルの仕様。最大出力120W。
出力電圧(Vmp)が19.8V、出力電流(Imp)が6.06A。

 

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ポータブル電源の仕様。DC入力:24V/3.75A(12-30V対応)とある。

 

さて、ポータブル電源の「入力ポート」欄の内容を完全には理解できていないが、入力電流値のリミットが3.75Aだと解釈すると、70W÷3.75A≒18.7Vとなって、太陽光発電パネルの出力電圧に近い値になる。…そういうことなのだろうか。

 

Bluetti社の太陽光発電パネルの取説に記載されている、対応している同社のポータブル電源の仕様は以下の通り。(取説には記載があっても、ネットで仕様情報が得られなかったものは割愛。国によって販売しているモデルに差異がある模様)

 

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太陽光発電パネルと同じ、Bluetti社が販売しているポータブル電源の仕様

 

小容量のAC20ではそもそも60Wまでしか受けられないので無視すると、他の3機種はいずれも最大入力電流値が10A。これなら、型番SP120の太陽光発電パネルの出力電流約6Aを余裕で受けられる。…つまり、そういうことなのだろうか。

 

 

今度は逆に、Jackeryポータブル電源700向けとしてお薦めされているJackery社の太陽光発電パネルSolarSaga 100の仕様を確認。

 

じゃん!

 最大出力:100W
 定格電圧:18V
 定格電流:5.55A
 Jackeryポータブル電源700の充電所要時間:約13h

 

えーと。容量700Whのポータブル電源の充電に13時間かかるってことは、平均すると54W弱。120Wの54%は65Wなのを考えると、70Wで充電できているのは、むしろ頑張ってる方なのか??

 

とにかく、Jackery社製の太陽光発電パネル(しかもポータブル電源700向けとしてお薦め)と組み合わせたところで、太陽光発電パネルの定格電流の方がポータブル電源のDC入力電流値よりも大きい、という状況は変わらない、というところまでは分かった。

 

いろいろ調べた結果、以下の点から、太陽光発電パネルとポータブル電源の組合せに大きな問題はなく、我が家の状況は比較的好条件、と思うことにした。

・定格120WのパネルでMax 70W充電できている、というのは、実はそれほど悪くないらしい。サイトによっては、「頑張ってパネルの向きや角度を調整して、定格の7割がやっと。普通は6割くらい」との記述もあった。それらの調整を全然頑張っていない我が家のパネルが、変動するお日さまの向きや高さにもめげずに安定して6割働いているのは、考えようによっては、十分優秀。

・70Wで充電し続けることができれば、計算上、10時間でポータブル電源が満充電となる。ポータブル電源が推奨している100Wのパネルを使うよりも、所要時間が3時間も短い。パネルの出力比は1.2倍なのに所要時間は10/13なので、一割くらいお得。